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Message メッセージ

Top Messageトップメッセージ

私共は、創業時より一貫して、車を通じ、お客様と出会い、ふれ合い、そして関わりを大切にし、所有する喜び、操る楽しさ、個性の承認、自尊心の充足等、カーライフの未来を提案しお客様と共に、会社を創りあげて来ました。
お客様が車について考える時、それがどの様な車であっても、私共ひとりひとりが浮かんでくる、そんな会社を目指してまいります。

ビジョナグループ CEO
鷲尾 潤二

Founding Prologue創業プロローグ

平成16年9月10日に創業し、思えば様々な事がありました。当初は銀行がお金を貸してくれず、自分が売り続けなければお金が回らない、自分が働かなければ会社が成り立たない状態でした。365日働く。文字通り休みも休みではない状態。社長であり、営業マンでありクレーム処理担当であり、経理・財務であり、総務・人事でもある。朝から晩まで営業でまわり帰ってから午後9時半までひたすらテレコール、その後にセールスレターを書いて、そのあと事務処理と経理の仕分けをする日々、毎日帰宅する時間が夜中の12時を越えていたことを覚えています。
自分で選んだ道なのに、1人で運転中になぜか涙が出てくる。そんな時もありました。

お金が無いので在庫を掛けることはもとより、下取り車を一時的に換金化して売れた際に買い戻したりしました。広告費も無い状況下でカタログを使いまわしたり、アンケート用紙に裏紙を使ったりしました。銀行からの運転資金借り入れに対して両親に保証人になって欲しいと頼んだこともありました。断られましたが逆に良かったのだと思います。安易な道は自滅への道だからです。仕事をするために銀行から借り入れをするという事を初めて経験しました。果たして返せるのかどうか、最初は1500万円を借りるのでさえ、怖かったことを覚えています。

そんな創業時を乗り切れたのは、25歳までの自分の人生において培ってきたこと、築き上げてきたこと、乗り越えてきたこと、成し遂げてきたこと、そう、過去のみ、今までの生き方があったからなのだろうと思います。

困難・逆境に打ち勝つ。「迷ったら困難な方を選べ」という言葉があります。
昔から両親によく言われました。「何故、あんたは困難な方、困難な道ばかりを選ぶのか」と、自分でも選んでいるという自覚はありません。もしかしたら、この程度ではそれほど困難ではないと自分に言い聞かせていたのかもしれません。「別に死ぬわけではない」そう思っていました。だからこそ今があるのだと思います。

今現在、我々が置かれている環境も決して良いものではありません。市場環境は横ばいの状況下でもメーカーからの新車計画台数は増加します。また建設コストの高騰や増える社会保障費、労働環境の変化、短時間でどう成果を出していくかが、個人も会社も問われています。

しかし、必ず手はあります。

創業から今までの歩みがあります。支持していただける顧客がいます。逃げずに歩み、育ってきた社員がいます。接近戦で決して負けない営業力があります。そして変わることのない、理念があるからです。

当時は人の問題、特に価値観、考え方の違いで大いに悩みました。私にとっては経営は人生そのものであり、会社はわが子のように可愛いものです。分かってはいましたが、会社のことなどどうでも良いと考える人と仕事をするのはとても悲しいことです。会社を影で批判する人ばかりの時もありました。会社をいいように利用する人もいました。ですが、そのような経験をして何よりも人材と理念の重要性にたどり着いたとも言えますし、私自身強くなれたのです。

そして今、周りを見渡せばこれだけの組織となっていました。創業当時からは想像もできなかった状況、9店舗、50名体制。自動車産業に流通革命を起こすという果てしないビジョンのもと、これからが正念場だと捉えています。